OfferBox運用代行|着手前のチェックリスト
新卒採用は育成前提の投資である。いま欠けている人手を埋める発想のままだと、求める人物像も、伝えるべき将来像も決まらない。
点検してから動く
動き出す前の点検は遠回りに見えて近道である。途中で不足が見つかると、そこで運用ごと止まる。
運用代行は工数を外に出すことが目的ではなく、毎週まわし続ける状態を作ることが目的。何を任せて何を残すかの線引きが要る。
基本の確認項目
まず、この項目に答えられるかどうかを見てほしい。答えられない項目が、そのまま次に手をつける場所になる。
ここでの話は、あくまで判断の材料である。最終的にどうするかは、自社が確保できる人手と予算のなかで決めることになる。
- 任せる範囲と自社に残す判断の線引きができているかどうか
- 求める人物像と勤務条件が文章になっているかどうか
- 面談に出られる社員と曜日が決まっているかどうか
- 成果の定義(何をもって成功とするか)が合意できているかどうか
体制の確認
内容より先に体制を見たい。誰が、いつ、どの権限で決めるのか。この3つが空いていると実行に移らない。
- 週あたりの作業時間を、曜日まで決めているか
- 返信が来たときの一次対応を誰が何時間以内にやるか決まっているか
- 面談に出られる社員と、対応できる曜日・時間帯が決まっているか
- 内定を出す判断を誰がするかが決まっているか
点検のあとにやること
詰まった項目から、効きそうなものを一つだけ選びたい。まとめて片づけにかかると、結局どれも仕上がらない。
選んだら、いつまでに誰がやるかを決める。ここまで決めて初めて、点検が実行につながる。
OfferBox運用代行を自社の言葉にする
運用代行は工数を外に出すことが目的ではなく、毎週まわし続ける状態を作ることが目的。何を任せて何を残すかの線引きが要る。
自社の話に落とすときは、任せる範囲と自社に残す判断の線引きができている、求める人物像と勤務条件が文章になっている、この二つから確認するのが早い。ここが曖昧なままだと、どの手法を選んでも判断の基準が作れない。
あわせて、面談に出られる社員と曜日が決まっているも見ておきたい。ここは後回しにされやすいが、翌年に同じ議論を繰り返すかどうかの分かれ目になる。
よくある誤解
「文面が良ければ返信は来る」というのも一面的である。開封されていないなら件名の問題で、本文をどれだけ磨いても届かない。どの段階で落ちているかを分けて見たい。
「条件の良い会社が勝つ」という前提も、スカウトの場面では当てはまりにくい。個別に声をかけられたという事実自体が、条件の比較とは別の軸で働く。
「新卒のスカウトは大手がやるもの」という思い込みもある。むしろ知名度で劣る会社ほど、こちらから名指しで声をかける手段の価値は大きい。
自社に当てはめて考える
ここまでの内容を自社に当てはめるとき、確認しておきたいのは次の点である。答えられない項目が、そのまま次に手をつける場所になる。
- 任せる範囲と自社に残す判断の線引きができているかどうか
- 求める人物像と勤務条件が文章になっているかどうか
- 面談に出られる社員と曜日が決まっているかどうか
- 成果の定義(何をもって成功とするか)が合意できているかどうか
項目を埋めた結果は記録に残しておく。翌年の担当者が同じところから考え直さずに済むのは、この記録があるかどうかで決まる。
よくある質問
何人に送ればいいですか。
必要な内定承諾数から逆算して、返信率と面談率の見込みを置くと、おおよその本数が出ます。実績がないうちは仮の数字で構いません。置かないと、足りているのかどうかが分からないまま時間が過ぎます。
テンプレートを使うと機械的に見えませんか。
テンプレートは手を抜くためではなく、毎回の判断を減らして個別化に時間を使うために作ります。骨格を固定して、冒頭の「なぜあなたなのか」の部分だけ毎回書く、という使い方であれば機械的にはなりません。
返信が来た後の対応で気をつけることはありますか。
速さです。返信から日程確定までの往復が多いほど、そのまま消えていきます。候補日を先に3つ提示するか、予約用のURLを添えて、やりとりの回数を減らしておきたいところです。
あわせて読みたい
- OfferBoxの費用費用の形が媒体掲載型とは違うため、社内の稟議の書き方も変わる。
- スカウト文面文面は長さではなく、なぜあなたなのかが最初の3行に書いてあるかで読まれるかどうかが決まる。
- 開封率・返信率の改善開封されない原因と、開封されたのに返信がない原因はまったく別。
- 採用単価・コスト単価は媒体費だけでは測れない。
- 採用サイト・採用ページ採用サイトは応募を取る場所ではなく、興味を持った学生が確認しに来る場所。
- 大学・学校との関係づくりキャリアセンターとの関係は一年では作れない。
この記事のまとめ
うまくいっている会社が特別なことをしているとは限らない。当たり前のことを、学生から見て分かる形で言語化できているかどうかの差であることが多い。
この記事は、株式会社エージェントベストが新卒採用の支援で得た知見をもとに構成した実務向けの解説です。特定の企業の事例や、年によって変動する統計値は扱っていません。制度・市況・各サービスの仕様は変わりますので、実際の判断にあたっては一次情報をご確認ください。
株式会社エージェントベスト/有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-316964
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