採用管理システムでKPIを見る方法|入れる前に確かめる三つ

応募者管理と選考の可視化ダイレクトリクルーティング・OfferBox 公開日 2026/9/12

採用管理システムを入れて、KPIを見たい。ところが、入れれば数が出ると思い、段の名前と入力のルールを決めず、入力が続かない項目をKPIにし、媒体の管理画面の数と足し、システムが出す数をそのまま経営に報告し、別のシステムに移るときに過去の数が切れる。数は出るのに、直す場所が決まりません。結論から言うと、システムが出す数は「入っている情報から出せる数」で、自社が見たい数とは限りません。入れる前に三つを確かめます。見たい四つの数(採用した数・近い人の面談数・各段の日数・一年後に残った数)がこのシステムで出るか。出ないなら何を手で足すか。入力が続く形にできるか。段の名前と入力のルールを先に決めて、全員が同じ場所に同じ形で入れます。入力が続かない項目は、KPIにしません。入っていない情報から数は出ません。媒体の管理画面が出す数(承認、開封、応募)とは数え方が違うので、足さずに別々に見ます。製品の仕様と機能は変わるので、各製品で確認してください。 この記事では、システムで起きる失敗、入れる前に確かめる三つ、段の名前と入力のルール、出る数と手で足す数、媒体の管理画面との違い、移行と運用、一枚の型、分担を整理します。KPIの基本は採用KPIの基本、表計算での管理はスプレッドシートで採用KPIを管理する方法、改善は採用KPIから改善点を見つける方法で書きました。数値と料金は書きません。

この作業の目的|「見たい数が出るか」を、入れる前に確かめる

システムを入れる目的は、応募者の管理と連絡の効率化であることが多く、KPIはその副産物です。KPIを目的にするなら、見たい数が出るかを入れる前に確かめます。入れてから「その数は出ない」と分かると、手で集計する作業が増え、システムを入れた分だけ作業が増える形になります。

システムで、起きる失敗

入れる前に、確かめる三つ

  1. 見たい四つの数が、このシステムで出るか:採用した数、近い人の面談数、各段の日数、一年後に残った数。採用KPIの基本
  2. 出ないなら、何を手で足すか:「近いかどうか」の印、断りの理由の区分、一年後の在籍。手で足す項目の数を、入れる前に数える
  3. 入力が続く形にできるか:誰が、いつ、どこで入れるか。面接の直後にその場で選べる形か

エージェントベストの見解

これは発注側の誤解の話です。システムの相談で、「採用管理システムを入れたので、KPIは自動で出ます」と言われることがあります。出るのは、入っている情報から出せる数です。応募の日、段の移動、内定の日は入るので、数と日数は出ます。出ないのは、「その人が『こんな人』に近かったか」と「断りの理由」と「一年後に残っているか」です。この三つは、入力の設計をしない限り、どのシステムでも出ません。当社がお願いしているのは、システムを入れる前に、この三つをどう入れるかを決めることです。「近いか」は面談の記録に一つ印を付ける、断りの理由は区分から選ぶ、一年後の在籍は人事の台帳と突き合わせる。入れ方を決めれば出ます。決めないまま入れると、数と日数だけが出て、「なぜ減ったか」に答えられない表になります。

段の名前と、入力のルール

システムで出る数と、手で足す数

数システムで出ることが多い手で足すことが多い
各段の人数○―
各段の日数○―
入口ごとの内訳○(入口を入力していれば)入口の区分を決めて入れる
近い人かどうか―面談の記録に印を付ける
断りの理由区分を作れば○区分を先に決める
一年後に残った数―人事の台帳と突き合わせる
担当の時間―記録する形を別に持つ

媒体の管理画面との、違い

移行と、運用

一枚の型

社内の分担

作業誰が
見たい四つの数が出るかを、製品の担当に確かめる人事責任者
段の名前と定義、動かすタイミングを決める人事責任者と現場の責任者
入力のルールを一枚にして共有する人事
手で足す項目を三つ以内に決め、月に一度入れる人事
面談の記録に「近いか」の印を付ける面談に出た人
断りの理由を区分から選ぶ現場と人事
移行のときに過去の数と対応表を残す人事責任者

運用代行や代理店が支えられるのは、見たい数の整理、段の定義の型、入力のルールの型、手で足す項目の集計、媒体側の数の整理までで、システムの選定、段の定義の決定、入力の運用、経営への報告は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これは切り分けの話です。システムの相談で、「システムを入れれば、媒体の管理画面を見なくて済みますか」と聞かれることがあります。切り分けると、媒体の管理画面で見るのは入口の運用の数(送った数、開封、承認、応募)で、システムで見るのは選考の数(段の人数、日数、内定、承諾)です。同じ人を、違う場所で、違う数え方で見ています。当社は3媒体すべての販売パートナーとして媒体側の運用を見ていますが、媒体の数をシステムに全部入れることはお勧めしません。入れる手間が続かず、途中で空欄になるからです。媒体の数は媒体の管理画面で、選考の数はシステムで、月に一度それぞれ見て、入口ごとの内訳だけをシステムに残す。この形が、入力が続いて、両方が読めます。全部を一か所に集めようとすると、集める作業で月次の時間が終わります。

まとめ

よくある質問

入力が続かず、空欄が増えてしまいます

項目が多すぎます。手で足す項目を三つ以内に減らし、入れるタイミングを「面接の直後にその場で選ぶ」形にしてください。自由記述を減らし、区分から選ぶ形にすると続きます。それでも続かないなら、その項目はKPIにせず、必要なときに人に聞く形に変えてください。空欄の多い数を使うより、そのほうが読めます。

システムを入れる前は、KPIを見られませんか

表計算で見られます。見たい四つの数を、月に一度手で集計する形から始めて、続いたらシステムに移すほうが、入れてから設計するより確実です。表計算で続かない項目は、システムに入れても続きません。スプレッドシートで採用KPIを管理する方法で書きました。

採用管理システムでのKPIは、御社に相談できますか

できます。当社は、見たい数の整理、段の定義の型、入力のルールの型、手で足す項目の集計、媒体側の数の整理を支えられます。システムの選定、段の定義の決定、入力の運用、経営への報告は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

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この記事について

この記事は、株式会社エージェントベストが新卒採用の支援で得た知見をもとに構成した実務向けの解説です。特定の企業の事例や、年によって変動する統計値は扱っていません。制度・市況・各サービスの仕様は変わりますので、実際の判断にあたっては一次情報をご確認ください。

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